賃貸アパート・マンションの空室対策にダウンライトや間接照明が効果的
アパートやマンションに限らず、一戸建てやオフィス、事務所などにおいても取り付ける照明一つで、内装の雰囲気をガラリと変えることができます。照明の力はとても偉大です。
意外かもしれませんが、照明は空室対策の一つです。「照明なんてつけばなんでもいい」わけではありません。照明の力を使えば、大規模な費用をかけることなく、入居希望者に魅力を伝えることができます。
この記事では、賃貸アパート・マンションにおけるダウンライトの効果的な使い方や間接照明についてご紹介します。所有する賃貸物件の空室対策にお悩みの大家さんはぜひ最後までお読みください。
賃貸物件に使われている照明の種類を知ろう
その照明にも種類がたくさんあり、中には電気工事士の資格が必要な機種も多くあります。
一般的な、マンションアパート、一戸建てに使われている照明器具の代表的なものは、
シーリングライト/キッチンライト/ダウンライト/間接照明 があります。
基本の照明といえば、シーリングライト
部屋の照明といえば、シーリングライトが有名です。シーリングライトとは、天井のど真ん中に丸くて白くくっついているよく見かける照明のことといえば、ピンとくる方も多いでしょう。
白色のものから電球色(オレンジがかった色味)の調色できたり、明るさを暗くしたり調節できるものもありますね。
真っ白な色は朝のような色味で、目が覚めて集中力が高まります。
その反面電球色は夕方のような色味で、リラックスして寝る準備を整えられます。
普通はこのシーリングライトを取り付けられる器具があるでしょうから、まずはこのシーリングライトが必須になります。
オススメは多灯タイプのシーリングスポットライト!
シーリングライトの中でもオススメは、多灯タイプのシーリングスポットライトです。
基本のシーリングライト同様、取り付けも簡単にでき、照明の向きも変えることができます。
1つの照明器具に4つの電球が使われていており、電灯の向きは変えることができます。
一つは、暮らしの照明として灯りとして使用し、一つは壁側に向けてポスターを、一つはお気に入りの雑貨を照らしたりと、照明を効果的にお洒落に使用することもできます。
よくある定番の蛍光灯を、多灯タイプのシーリングスポットライトに変えるだけで、いつものお部屋がブティックのようなオシャレな空間に代わりますね。
賃貸物件の場合、照明器具をオーナー様側で準備する必要はありません。
照明器具を設備として取り付けた場合、電球などの交換は借主ですが、本体の故障は家主になります。照明器具の有無は家賃に影響もありませんが、空室対策として、光色で雰囲気を作り、内見者にアピールすることは、効果的でしょう。
レトロデザインのご提案するデザインは、白×木の温かみのある木目調のデザインが多いので、ホワイトやブラックの照明はお部屋にすごく似合うと思います。
ぜひレトロデザインにリフォーム、リノベーションをご依頼の際は、オシャレなデザイン照明もご一緒にトータルコーディネートさせてください。
雰囲気を出すNo1照明はダウンライトで決まり!
ダウンライトの特徴
雰囲気を出すために使われる照明器具のNo1といれば、ダウンライトでしょう。
ダウンライトとは、天井に埋め込んで真下の床を照らす照明です。生活感を出さずに、天井をスッキリ見せることができるオシャレなアイテムです。
壁際につけると壁も照らしてくれるのでとても雰囲気が良くなります。調光タイプ(調光不可のものもあるため注意)もありますので、部分的に光をあて、インテリアを強調したい方にもオススメな照明器具です。
しかし、要注意な点があります。
鉄筋コンクリート造のマンションでは天井のコンクリート面に直接クロスを貼って天井面を仕上げている場合も多いため、ダウンライト本体を埋め込むところがないため、取り付けられない場合もあります。
天井に取り付けられるスペースがあるのであれば比較的簡単に取り付けが出来ます。
ただ、電気配線が天井裏まで来ていればの話ですので、場合によっては壁の一部を壊してスイッチと配線を取り出し、改めて壁を修復する必要があります。
照明器具をダウンライトにすると、でっぱりもなくなるため、見た目がとてもスッキリしたお部屋になります。
このデザイン画像のように、天井のアクセントクロス+ダウンライトを組み合わせることで、デザイン性のあるお部屋を入居希望者の方へアピールすることができ、他物件との差別化を図ることができますね。
照明器具をダウンライトにするというと、天井工事になるし、費用も高額になる印象もあるかと思いますが、実は、そこまで費用はかかりません。ホテルやマンションのモデルルームにもダウンライトは多用されているので、オシャレなイメージのリフォームやリノベーションをお考えの方にはオススメできる照明器具です。
マンションの構造上、取り付けできない場合もありますので、ご相談いただければ、ご注意点などもお伝えいたします。
照明レールを使えば、簡単にペンダントライトやスポットライトが使える
ダウンライトが取り付けできない場合でも、照明用ダクトレールを取り付ければスポットライトが取り付けられます。
スポットライトを真下の床にめがけて取り付ければダウンライトと同じ効果を出すことが出来ます。
壁際を照らせば、壁の絵や飾りをスポットライトで照らすことも出来ます。
照明以外にも、ダクトレールに植物を吊ったり、楽しみ方は色々!
照明以外にも、ダクトレールの楽しみ方は色々あります。
エアプランツやスワッグをぶら下げたり、モービルを吊り下げたり、インテリアも楽しめるということを入居希望者の方にもアピールできますね!
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照明の光源の種類を知ろう
光源の種類も、LED、蛍光灯、フィラメント電球、水銀灯 など、様々なものがありますが、一般家庭ではLED、蛍光灯、電球が圧倒的に多いです。
皆さんもご存知のLED電球や、LEDタイプのシーリングライトなどのLED機器はここ最近爆発的に増えました。
蛍光灯を使った器具は、ここ最近見かけなくなってしまいました。
では、どの部屋にどのタイプの照明をつけるのが良いのでしょうか。
ベッドルームには、オシャレなオレンジの光の間接照明
間接照明は、ちょっとした造作を作って光源を直接見えない場所に仕込んで、普段光源が直接見えないように作ります。
どのようなものも作ることができますが、メンテナンスしにくい形にしてしまうと玉切れの際はとても大変です。
寝室の照明は、電球色のようなオレンジの光で間接照明にしておくと、とても居心地がよくリラックスすることができます。
間接照明は、どのように設計するかにもよりますが、大工工事による造作が必要になります。
間接照明は壁面や天井面を照らすので、壁や天井が照明器具になるような照明効果です。
直接光が目に入らないので低刺激な照明です。雰囲気もかなり良くなりますね。
どんな部屋にもマッチするのは太陽の明るさに近い昼白色
昼白色とは、太陽の明るさに近い、自然な明るく白っぽい色のことです。
しっかり勉強したり、集中したいときは、昼白色が集中力を高めてくれます。
賃貸物件にオススメの光色は?
好みや用途によりますが、光の色で様々な効果が現れます。
電球色のリビングや寝室でリラックスしたり、しっかりくっきりな昼白色でお勉強したりと色温度によって集中力やリラックス効果が異なってきます。用途に合わせた電球をチョイスして雰囲気作りをしてやればその部屋の居心地もよくなるはずです。
空室対策として、光色を考慮し、電球色で雰囲気を作ることは、費用はゼロ円。かかりません。
ターゲット層にもよりますが、平日夜の内見される方にはオレンジ色でPR
住まいを探されてる方が、お仕事されているお客様ですと、平日夕方以降に内見される方が多いです。日中仕事をされており、家で過ごす大半の時間は夜が多いという方は、昼白色よりも温かみのあるオレンジ色を好まれます。
原状回復で電球を交換する際は、光源が与える印象まで考慮すれば、内見に来られた方の印象に強く残り、すぐに入居を決めてくれるかもしれませんね。
賃貸アパート・マンションの空室対策にダウンライトや間接照明が効果的 まとめ
間取り、お風呂やキッチンの設備をやったなら、最後の装飾の仕上げはやっぱり照明ですよね。
お風呂、キッチンなどはお金をかけた分、仕上りは見てみればよくわかります。
照明は夜、スイッチを入れてみてその良さがわかります。
また、このダウンライトや間接照明が、賃貸のアパートやマンションに設置してあればポイントは高いです。
オシャレで意識の高い入居者さんがそういったちょっと気を使った照明を気に入れば、そういった方はお部屋をキレイに使ってくれますし、長く住んでもらえるのではないでしょうか?
大家さん、入居者さん、どちらもいい関係が長く保てそうですね。
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