コラム 2021.11.30

リノベーション済みの賃貸物件を内見するときチェックすべき箇所とは

リノベーション済みの賃貸物件を内見するときチェックすべき箇所とは

こんにちは!愛知県蟹江町の一級建築士事務所のレトロデザインです。
賃貸物件の空室の原因を追求し、賃貸物件の収益を向上したい大家さんのための空室対策のご提案、そして入居者ファーストのリフォームリノベーションを行っております。

 

さて、レトロデザインが得意とする賃貸物件向けのリノベーション。

賃貸不動産経営を行う大家さま、空室対策の一つとしてリノベーションを検討してみた方もいらっしゃるかと思います。

 

リノベーション済みのお部屋は、デザインが洗練され、設備も新しくなり、新築賃貸アパートマンションに引けを取らないくらいにすごく魅力的ですよね。

 

そんなリノベーション済みの賃貸物件を選ぶときのチェックすべき箇所とは、一体どこなのでしょうか。

今日は、入居者様側の立場になってリノベーションしたお部屋選びを一緒にやってみましょう。入居者様側の目線に立つことで、どこをみられているのか、オーナーである自分はどの点を注意するべきか見えてくると思います。

ブリックタイルがアクセントのLDK

リノベーション済みの賃貸物件を選ぶときの注意点

リノベーション済みの賃貸物件は、新築にはない内装やデザイン、新しい設備やキレイさで心惹かれるものがありますよね。

しかし、実際に住み始めてみると、こんなはずではなかったと思うことが出てくるかもしれません。

決して、リノベーション物件に問題があるというわけではありませんので、こんな場合もあるんだな、こんなところを気をつけてみるべきなんだな、いう風にお読みください。

 

内見時準備するものカメラ

まず内見する時に最低限必要なものはカメラです。物件探しをされる方は、1日で3〜数件の内見をされると思います。短時間で数件見るのですから、どの部屋がどういった特徴だったかを記憶が曖昧になってしまうため、カメラで撮影をしましょう。

部屋全体や外観、間取りや設備、周りの環境など、動画が撮れるのであれば、室内を移動しながら間取りがわかるような動画を記録しておくと良いでしょう。

 

では実際に窓やドアを自分で開閉して確認してみよう

リノベーション物件を検討する場合、窓やドアの開閉具合も確認するようにしましょう。

窓や扉を開け閉めし、動作に問題がないかどうか、ドアの締まりは良いか実際に動かしてみて確認しましょう。

建て付けに違和感がある場合は、部屋を借りるまでに直してもらえると思いますので、遠慮せず気になる点について尋ねるようにしましょう。

 

外から部屋までのセキュリティはどうか

セキュリティ面も重要な決定条件の一つです。古い賃貸アパートマンションをリノベーションされた物件の場合、部屋の中はキレイだが、セキュリティが古いままの場合があります。

防犯面はどのようになっているのか。

玄関の鍵の種類はどうなのか。防犯カメラはあるのか。1階から侵入しやすいような場所はないかどうか、部屋の中だけではなく、外からの視点も持つべきでしょう

 

エントランス部や廊下の共有スペースはどうか見ながら歩きましょう

部屋はキレイにリノベーションされていても、その他の共有部分はそのままという場合も多いです。部屋に向かう途中で、共有スペースはきちんと修繕されているかも確認するようにしましょう。

エントランス部分や廊下がキレイにされているか。

共有スペースを見れば、住んでいる人のマナーがわかると言われます。郵便物が散乱していないか、ゴミは決まった日に出されているかもみておきましょう。管理がされているかどうかも確認しましょう。

 

近隣の治安はどうか

普段駅を利用するのであれば、最寄り駅までの治安はどうか確認しておきましょう。

内見が昼間であれば、可能であれば昼の時間帯と夜の時間帯の両方をチェックすると街灯の明るさや、人通り、近隣住民の雰囲気などが掴みやすいでしょう。

毎日通学や通勤で利用するのであれば、周辺の環境は、新築、リノベーションに関わらず、重要なチェック箇所になりますので、必ず確認しておくようにしましょう。

 

水回りの配管は古くないか、事前にチェック

リノベーションされたお部屋は、浴槽や洗面所が新品に交換されていても、水漏れなどのトラブルが起きることがあります。

築年数が経過した建物でのトラブルで多いのが水回りのトラブルです。10年以上経過すると水回りの不具合が起きやすくなります。

見た目はキレイなものに変えられていても、配管が古いまま交換されていない可能性があります。

 

洗面所の場合、下の扉を開くと排水管が見えます。

内見の際、異臭はしないか、カビは生えていないか、実際に蛇口をひねって、水漏れがないかどうか水の流れも確認しましょう。

浴室やトイレなど見ただけでは配管が交換されているか分からない部分は、不動産会社へ確認してみてもいいでしょう。

 

部屋の中の防音性や耐震性はどうか

リノベーションしたお部屋は、間取り変更をしたり、押し入れがあった場所を部屋にしてしまったり、元の形から変わってることがあります。

元々和室だった部屋を洋室に変更した場合、足音や話し声が漏れやすくなってしまう可能性があります。

古いリノベーション物件の場合は、建物の構造自体が古いまままなので防音性が低いことがありますので、遮音性の高い素材を使用するなど防音対策が必要です。

 

また、耐震性についても気にするようにしましょう。

リノベーション済みの物件は、築年数が20年以上経過していることが多いです。
1981年以前に建てられた建物は、新耐震基準を満たしていない恐れもあります。

新耐震基準では、震度6強〜7の揺れでも倒壊しないような設計になっていますが、旧耐震基準のみだと崩壊の恐れもあるため、耐震補強工事が行われているかも確認しておきましょう。

 

設備の故障はないかどうか

築年数が経つと建物や設備が劣化している可能性が出てきます。

もちろん設備の不具合は、修理してもらえますが、内見の時点で確認しておくといいでしょう。

 

ちなみに余談ではありますが、十数年前、私自身が賃貸マンションの契約をした際、残置物のエアコンで困った経験があります。前の住人が引越し時に部屋に残していかれたエアコンです。内見の際、エアコンがついていて、当然使えると思い込んでいました。

引越し当日、真冬の日。寒くてエアコンをつけようとしたら、エアコンが故障して動かない!

賃貸物件に備え付けられたエアコンが故障してしまった場合、その修理、交換は基本的には大家さんが負担します。しかし、残置物は、賃貸物件に元から設置されている設備ではありません。いざ使おうと思ったら、設置されているエアコンが動かず、寒い思いをしました。

 

内見の際、物件設備などあれば、必ず設備なのか残置物なのか確認しようと、入居前に動作確認ができるのであれば行なっておこうと強く心に決めた出来事でした。

入居前の時点で不具合が確認できたら、借主側の原因で故障したわけではないことを証明することにもなるため、設備確認も行うようにしましょう!

 

 

 

いかがでしたでしょうか?少し余談もありましたが、、、

リノベーションとは、老朽化したものを現状回復させるりフォームとは異なり、大掛かりな工事によって性能を高めたり、新しい付加価値を高めたりすることです。

築年数が経過し、なかなか入居が決まらないため、空室対策として、付加価値を与え、他物件と差別化し、新しい入居者を見つけるためにリノベーションを行います。

 

ただ部屋を現状回復すればいいわけではなりません。人気の間取りやおしゃれな内装を施し、設備の配置が悪ければ、配置を変え、目を惹くデザインにすることで新規顧客を獲得し、賃貸経営が行うことができるのです。

 

リノベーション物件は、新築よりも比較的安くお得に住めると人気があります。

リノベーション済みの賃貸物件の内見を検討されている方は、以上のような箇所をチェックするようにしてください。

 

また、貸し手側である大家さん、記事をお読みいただき、チェックすべき箇所は大丈夫でしたでしょうか?

オーナー様であるご自身が借主側の立場に立ち、ご自身の商品であるお部屋をチェックしてみてはいかがでしょうか?見た目をキレイにするだけでなく、住むことを中心に考えることで入居後の満足度は変わってくることでしょう。

 

レトロデザインのお客様は、不動産を所有する空室に悩んでおられるオーナー様がほとんどです。空室対策として、リノベーションは有効な手段の一つです。

賃貸経営において、空室は減らさなければいけません。

リノベーションして終わりというわけではありません。物件を気にいってご入居していただき、長期に渡って住み続けていただくことで賃貸経営は安定していきます。

トラブル続きのお部屋では、契約更新していただけませんので、アフターフォローも大切な仕事です。

今回のチェックすべき箇所にあったような、耐震性の問題や、防音、配管の交換はもちろんのこと、設備や外観のメンテナンスなど、長期修繕計画を立てて、安定した賃貸経営を行いましょう。

 

設計能力をホームページの施工事例だけで見分けるのは難しいですが、建築の世界はとてもとても難しい世界です。壁を壊してみたら、予想外の出来事が起きることも少なくはありません。

リノベーションの場合は、一般的なリフォームと違って、様々な知識と経験が必要です。

 

賃貸専門のリノベーションを扱う会社を選びましょう

一般的な工務店がマンションリノベーションをできるかというと、戸建の場合とは、異なる部分が多いので、難しい場合もあります。

賃貸アパート賃貸マンションのリノベーションの場合、戸建てのリノベーションと違う部分での工事の仕方があるので、賃貸アパート賃貸マンションのリノベーションを専門的に扱う会社を選ぶべきです。

マンションの特性を知っていて、それを理解した上で設計を行っている会社を選びましょう。

マンションのリノベーションの実績がない会社に依頼した場合、トラブルの原因になる可能性もあります。

これは、カッコいい施工事例の写真からだけでは見抜くことができません。

中古マンションの場合、特有の問題点もあるので、かならず賃貸アパート賃貸マンションを専門的にリノベーションをしている会社に依頼をするようにしましょう。

 

賃貸アパート賃貸マンションの施工実績もあり、自分が希望するデザインが見つかれば、すでに実績があると判断してもいいので、問い合わせをしてみましょう

 

リフォームリノベーション施工後のアフターフォローはどうなっているのか

施工後の、アフターフォローの有無も確認しておきましょう

引き渡し後のフォローはあるのかの確認も重要になります。

レトロデザインでは、施工完了後、完成した物件の中を一緒に回りながら、施工に関するご説明や各種設備の使用方法をご説明します。
万一、施工完了後に問題や不具合、不明点が発生した場合は、いつでもご連絡ください。迅速に問題点を確認し、責任を持って追加工事や修理を実施いたします。

施工の流れ・6アフターフォロー

レトロ・デザインでは、施工完了後、オーナー様の賃貸物件のPR資料を作成して仲介会社に働きかけを行います。また、レトロ・デザインが運営している入居者募集の専門サイトにオーナー様の物件情報を掲載させていただくなど、賃貸物件の入居率を向上させるために、全力を尽くします。
なお、仲介業者等へのPRは、工事中の段階から並行して行うことも可能です。

レトロデザインの入居者募集サイト

この点はぜひ確認しておいてください

 

 

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