入居をためらわせる賃貸とは?古い設備が混合する中途半端なリフォームは印象ダウン!
長期空室が続き、リフォーム、リノベーションを行われた大家さんもいらっしゃるかと思います。
「リフォームしたものの、なんだか中途半端な印象になってしまった」というご相談をお受けすることもあります。
予算の関係上、昭和の古い設備と新しくリフォームした設備が混在する賃貸物件は、それだけで入居希望者に選ばれる率が低くなります。
自分の物件はなかなか客観的に見ることはできません。
参考に、実際に古い設備はどういう印象を受けるのか画面を通じて客観的に見ていきましょう。
借りるのを悩む、ためらわせる設備
こちらのグラフは「借りるのをためらさせる設備・仕様」について、リクルート住まいカンパニー21C住環境研究会がアンケート調査を行った結果です。
上記グラフを見て、思い当たる節はございませんか?
1位 トイレが和式
2位 収納がない
3位 便座が黄ばんでいる
4位 風呂が黄ばんでいる
古い設備は、借りるのをためらわせる原因になります。
まだ使えるからという理由でそのままにしたいというお気持ちはわかりますが、ここは新しいものに取り換えましょう。
とはいえ、不動産経営は事業です。全てにお金をかけるわけにはいきません。予算的な問題がありましたら、高性能・高機能ではなくてもOKです。
シンプルな機能のものでも良いので、古い設備をそのままにしておくよりは、新しいものに取り換えることを入居者様の反応は全く変わってきます。
内見入居希望者が嫌がる経年劣化で変色し黄ばんできたトイレ
トイレ便器のプラスチック部分が黄ばんでいるのが目に見て分かります。
トイレ便座は陶器なので変色はしませんが、トイレ便座のプラスチック部分は酸に弱く、経年劣化で変色して黄ばみが出てきてしまいます。
こちらのプラスティック部分も変色しているのがお分かりでしょうか?
プラスチックの黄ばみには拭いても白くなりません。
エアコンのリモコン程度でしたら、液剤を使えば白くなりますが、便座や分解が必要となるものになると大変です。
経年劣化で堆積や沈着が進んでしまい、掃除ではどうにもならない汚れの場合は、リフォームを行いましょう。
黄ばみは、どうしても前に使っていた人の使用感を感じとられ、あまり好ましいものではありません。
現在のトイレは、以前のものと比べると、格段に汚れがつきにくくなっています。
ご予算に合ったご提案をいたしますので、お気軽にお問合せください。
バランス釜のお風呂は怖いと思われている
リフォームのご相談を上、お打合せに伺うと、やはり今でも見かけるのがバランス釜です。
20代、30代の方でバランス釜を使えるという方は、ほとんど聞かなくなってきました。
バランス釜を知らない世代は、「使い方が分からない」「怖い」「爆発しそう」そんなイメージを持っています。
そして、バランス釜がある物件は、ほんとうに空室が長期化します。驚くほどに入居がきまりません。
ドキッとされた大家さんもいらっしゃるでしょう。
『費用がかかるから… 』と浴室リフォームを躊躇っている大家さん。
一年間空室が続く場合の損失と、浴室リフォームで得られる利益を計算してみてください。
構造上無理だと言われ、あきらめてしまっている方も、お気軽にお問い合わせください。
合わせてお読みください
古さを感じさせる典型的な日本の賃貸の扉をインパクトのある扉に
築30年以上のお部屋の間取りは和室を洋室化したような日本型の賃貸の形をしています。
白い壁、木の縁取り。和室っぽさを隠そうと柱を塗装。どうしても昭和感が残ってしまいます。
いくら綺麗にしていても、現状維持ではどうしても古い印象がぬぐえません。
内見者様に、「古い」という印象を抱かれてしまうと、いくら室内をきれいにリフォームしていても、この部屋に住みたいと思っていただけません。
思い切ってリノベーションを行う以外にも、ドアなどの建具を変えることも効果があります。
写真のように、扉を洋間ドアに交換するだけでも雰囲気が一変します。デザイン性のある多少インパクトのある扉がオススメです。
古すぎるエアコンはカビ汚れが心配など使うのが躊躇してしまう理由に
賃貸物件で、設備として、エアコンがついていることはあたり前になってきました。
入居者様のほうから、「そろそろ壊れそうだから、壊れていないけれど、先に交換してください」と言われることはめったにないかとは思いますが、言われないだけで、意外と見られている部分でもあります。
黄ばみは、古さを際立たせます。古っぽさがあるエアコンは、内部のカビ汚れを心配し、使用することを躊躇われる方も多いです。また、電気代がかかるイメージを持たれる方も多いです。
また、実際に使って見ないと、見た目だけではわからない部分も多いのが家電製品です。電源ボタンを押して、起動するまで時間がかかる。強弱の変更ができない。なかなか冷えない、暖まらない、などはないのか。
入居者様にモヤモヤを溜まらせる前に、事前に確認しておきましょう
押入れは布団をしまう場所。押入れ内部の木は綺麗ですか?
お部屋のクロスは気にされる方は多いですが、押入れの中までは気にされる方はあまりいらっしゃいません。
特に、押入れは直接肌に触れる布団をしまう場所です。
カビが発生しやすい場所でもあります。
押入れ内部の天井や壁の木が、古いベニア板のままになっていませんか?
入居を決めるために、「清潔さ」「古臭さがない」「不潔さがない」ことは重要になってきます。
内見者様は、内見したお部屋に住むことをイメージするために、内見されています。そのお部屋が清潔でなかったり、少しでも汚いと思われると、住みたいとは思っていただけません。
PB下地クロス貼を行うことで、内部は明るく仕上がり、見た目の印象もかなり変わります。内見される方は、物置や引き出しの扉を開けて中がどうなっているのか見る方が多いので、押入れの清潔さにも気をつけたいところですね
合わせてお読みください
2ハンドル混合水栓をシングルレバー水栓に交換するだけで女性の味方は変わります
レトロデザインにお問合せくださる大家様は、築30年前後の方が多く、2ハンドル混合水洗のお部屋をよくお見かけします。
使えないわけではない、、、、ですが、温度調節など使い勝手が悪いのは否めません。
「洗面化粧台はそのまま使いたい、しかし…」という方は、2ハンドル混合水栓をシングルレバー混合水栓に交換しましょう。
比較的安価な設備でグレードアップができます。見た目の受ける印象もやはり変わってきますし、温度調整や水量調整をする際も、両手を使わなくて済むので、入居されてからも使い勝手は非常に便利になります。
壁付けキッチンをそのまま使いたければカウンターを設置すると便利
対面キッチンと壁式キッチン、どちらが人気かといれば、間違いなく対面キッチンでしょう。
しかし、キッチンリフォーム費用は50万~150万ほどかかります。
キッチンの位置を変えず、いまのキッチンをそのまま使いたいというオーナー様もいらっしゃいます。
そのような場合は、アイランドキッチンのような腰位までの高さの収納付きカウンターを、お部屋の雰囲気にあわせてお作り致します。
キッチンカウンターを設置することで、目隠し用になったり、ベビーゲートを取り付けやすくなるので、安全対策にもなりますね。
キッチンリフォームをお考えの際は、デザイン事務所として、お部屋に合う理想的なキッチンの形をご提案させて頂きます。
古臭いコンセントはサクッと交換しましょう
黄ばんでしまったコンセントは、見た目も古臭く、発火の原因になるなど、古いコンセントに恐怖心を持つお客様は非常に多いです。
・異常な発熱
・コンセントの変色
・コンセントの変形
・コンセントのひび割れや破損
・差し込み口が緩い
このような症状がある場合は、トラブルの原因になります。
漏電や火災など、重大な事故につながる前に、早急に交換を行いましょう。
コンセント交換工事には、電気工事士の資格が必要です。コンセント・スイッチ交換、コンセント増設、屋外用コンセント増設、専用コンセント増設など、1か所数千円~から請け負っておりますので、お気軽にお問合せください。
家賃でリフォーム工事費用が改修できるか計算する
リフォーム、リノベーションでおしゃれな物件にしたいけれど予算がある。
もっともだと思います。
賃貸物件のリノベーションを成功させるには、リノベーション後にどれだけ家賃が回収できるか考え、予算を立てる必要があります。
水周りのリノベーションを行うことで、家賃を5000円アップすることができた場合、その費用な何年で回収できるのでしょうか。
家賃アップ額が現実的がどうかも考慮しなければいけません。
リフォームしすぎるとその費用は経営の負担になりますが、費用をかけないとリターンもありません。
工事費用を想定した上で、「どのくらいの費用で、どのような工事が可能か」をご提案させて頂きます。
まだ見ぬ入居者様にしっかりとアピールするためには、空室への投資は必須です。
古くても、キレイに使いやすく工夫されているお部屋であれば、築年数はあまり気にならないという結果も出ています。
レトロ・デザインは、賃貸物件にもう一度手をいれることで、古くなった物件をまったくあたらしく生まれ変わらせる会社です。
リフォーム、リノベーションのご相談は、お気軽にお問合せください。