コロナと共存する時代へ。アフターコロナで住居賃貸需要はどう変わるのか。
新型コロナウイルスの感染は、地方都市まで拡大しています。
今、私たちは、コロナと共存する生活様式を日常生活の中に取りいれるよう求められています。
withコロナ、アフターコロナと呼ばれる今、住居系の賃貸需要はどのように変わっていくのでしょうか。リフォーム、リノベーション会社という観点から、アフターコロナにおける住居賃貸需要について見ていきたいと思います。
インターネットが必須の時代。設備投資で入居者支援
社会人の働き方でテレワークが浸透する中、社会人だけでなく、学生もリモートやオンライン授業が余儀なくされています。
一人暮らしの学生や、お子さんがいらっしゃる家庭では、インターネット設備が完備されていないと、授業を受けることが難しい状況です。
これからの時代
・一人一台パソコンを持っている
・常時wifi環境にある
・パソコンが使える
・スマホを利用したアプリが使える
・zoomやSkypeなどを利用できる
ことが求められてきます。インターネット環境において、一番の理想は賃貸に無料インターネットwifiが設備されていることです。
学生や社会人など、単身者向け賃貸でも、ファミリー向け賃貸でも、インターネットは人気の設備です。
賃貸住まいにおけるwithコロナの課題は
コロナ禍の影響で、テレワークが一気に浸透しました。
そこで明らかになった賃貸住まいにおける住まいの課題は、
・インターネットなど通信の問題
・オンとオフの切替をする場所がない
・部屋、机、椅子、棚などの物理的な問題
です。これは、住まいにおける問題であり、改善をしなければいけません。
大家さんは、ステイホームを意識した住まい作りを
戸建住宅であれば、個室で仕事ができます。しかし、賃貸住宅に住んでいる人の場合、個室がない、一人になれる空間がないなど、リビングでテレワークをせざるを得ないと不便な思いをしている方がほとんどのようです。
ステイホームという言葉は定着しました。テレワークやリモート、オンラインの需要が増えていくのであれば、大家さんはステイホームを意識した住まい作りを考えていかなければなりません。
賃貸オーナーとして、個別のスペースを確保したいというニーズには注目しておくべきでしょう。
安価な方法であれば、押入れを改修して、棚を作ったり、仕事スペースを確保することが可能です。
忘れがちな電源の追加工事!ワークスペースには必須です!忘れないようにしてください。
押入れ改修のリフォームプランは、レトロデザインよりご提案することができますので、お気軽にお問合せください。
コロナ同棲を考える人が増えた
コロナの影響で、収入が減り、生活が厳しくなったという人がいます。
経済的な不安から、相手を支えたいという想いから、友人同士でルームシェアを始めたり、パートナーと同居を始める人が増えています。
東日本大震災の後にも震災婚が増えましたね。それに近いものがあるのではないでしょうか。
また、家賃の節約が目的で同棲に踏み切らねばならない人もいます。
このような理由の人々は、物件検索に時間をかける人は少ないため、すぐにでもいい部屋があれば入居を決められることが多いです。二人暮らしの賃貸需要のニーズはまだまだありそうです。
住まいの価値観が変わる。趣味が楽しめる住まい作り
家で過ごす時間が増える中で、住まいの価値観が変わってきています。
料理を楽しめる大きなキッチンであったり、趣味を楽しめる土間であったり、家庭菜園を楽しむための広いベランダであったりと様々です。
家で過ごす時間が増えている中で、ただ単純な間取りではなく、遊び心がある部屋が求められています。
賃貸経営をされている大家さんは、いまこそ暮らす家に対するお部屋の在り方や価値観、ニーズの変化を見直し時がきています。
ただ単にきれいにすればいいのではなく、その部屋にしかないセールスポイントをもう一度見直してみましょう。
例えば、
『5階できつい』→環境設備投資や天井が高いデザイン性でPR
『1階で庭がある』→家庭菜園をしたい人、高齢者、子育て世代へ
『駅から遠い』→屋根付き駐輪場、防犯性のあるバイク置き場の設置
『キッチンが部屋の真ん中にある』→オープンキッチンへリフォームし、最大のPRポイントに
駅から遠いというのは、デメリットしかないように思えます。
しかし、駅近だからこそ、敷地の関係で駐輪場やバイク置き場のスペースを十分に確保できていないところもあります。
駅近でできないことをやってみましょう。屋根付きの駐輪場や、防犯性の高いバイク置き場などは、自転車やバイクが趣味の入居者様にとっては自分で準備することができない設備です。
大きなアピールポイントになることでしょう。
内見せず契約することも。お部屋探しの方法が変わってきています
今までは、不動産屋へ足を運び、物件を紹介してもらい、1日に数件内見するのが主流のお部屋探しの方法でした。
しかし、今はリスクを減らすためにも、インターネットで物件を検索し、気に入った物件のみを問合せし、2件ほどしか内見をしないという人が増えています。特に気に入った物件であれば、内見せず、契約をしてしまうお客様もいるほどです。
お部屋探しの方法は変わってきています。コロナと共存していく今のお部屋探しの現状です。
お部屋探しをする入居者様にとって、インターネットで見えているものが全てです。
空室が続き、なかなか入居が決まらないお部屋は、不動産業者様任せだと難しい時代になっています。
まだ見ぬ入居者様にしっかりとアピールするためには、空室への投資は必須です。
古くても、キレイに使いやすく工夫されているお部屋であれば、築年数はあまり気にならないという結果も出ています。
レトロ・デザインは、賃貸物件にもう一度手をいれることで、古くなった物件をまったくあたらしく生まれ変わらせる会社です。
リフォーム、リノベーションのご相談は、お気軽にお問合せください。