賃貸アパート・マンションのインテリアコーディネート失敗談
愛知県蟹江町でリフォームやリノベーションなら一級建築事務所のレトロデザイン
こんにちは!レトロデザインです。
賃貸物件の空室の原因を追究し、賃貸物件の収益を向上したい大家さんのための空室対策のご提案、そして入居者ファーストのリフォームリノベーション業を行っております。
当コラムでは、
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今回は、意外と陥りがちなインテリアコーディネートの失敗例をご紹介したいと思います。
賃貸アパートマンションのインテリアコーディネートの失敗例
インテリアコーディネートの失敗で、入居付けに時間がかかってしまった事があります。
同時に3室リノベーションをする依頼があり、3室をそれぞれ別のイメージで部屋のインテリアをコーディネートすることになりました。
その結果、インテリアコーディネートの違いで入居者付けで大きな違いが出てしまいました。
何がどう違っていたのでしょうか?違いをお伝えしていきます。
不動産会社向け、完成見学会ではみなさん好印象
入居者募集開始に先立ち、不動産会社向けの内覧会を実施しました。
すべての部屋で好印象を得られました。
それぞれのお部屋のイメージは3パターン
イエローをアクセントとしたポップなイメージにインテリアを施したお部屋
レッドをアクセントとした、活動的なイメージにインテリアを施したお部屋
ブラウンとホワイトのコントラストでモダンなイメージにインテリアを施したお部屋
その中で特に人気が高かったのがブラウンとホワイトのコントラストの部屋でした。
その頃の新築分譲マンションのインテリアにも多く採用されており、ZENスタイルと呼ばれる人気のあるインテリアです。
募集開始後、すぐに入居申し込み。幸先の良いスタートをきめる
募集を開始、さっそく1部屋に入居可申込がありました。
最初に決まった部屋は、イエローをアクセントとしたポップなイメージのお部屋でした。
そしてすぐに2部屋目にも入居申し込みが。次の部屋はレッドをアクセントとした活動的なイメージのお部屋です。
幸先のよいスタートでホットしました。
もう一部屋はブラウンとホワイトのZENスタイルのお部屋です。
前評判の高かったお部屋だけが、入居者きまらず
予想に反して、ブラウンとホワイトでインテリアコーディネートされたお部屋だけが、入居者がなかなか決まりません。
不動産会社の評判も良く、だれもがこの部屋は直ぐに入居者も決まるだろうと思っていただけにこの状況は、なにが原因か最初は分かりませんでした。
しかし、不動産会社の協力もあり、募集開始から3週間後、ようやく入居者が決まりました。
なにが失敗だったのか、プランニングからの流れを再検討してみました
今回の建物は、ファミリータイプの賃貸マンションで、駅にはそれほど近くないが、駐車場が1世帯2台とれることから、車で移動する世代には住みやすい立地でした。
そこで想定する入居者は、共働きの20代前半から30代の新婚ファミリーとしました。
実際に入居された方も、20代前半の新婚ファミリーで、想定通りでした。
ここまではOKです。
間違いはここからです。
結果から言いますと、最初すぐに決まった2部屋は、イエローやレッドをアクセントにした、明るく若々しいイメージのインテリアでした。
この明るいイメージのお部屋が20代前半の新婚ファミリーにマッチしました。
その反面、不動産関係者にはとても人気の高かったブラウンとホワイトのお部屋は、落ち着きのあるインテリアで、想定した20代前半の人たちには、関心の薄いお部屋だったのです。
このインテリアは、30代後半からそれ以降の年代に好まれるインテリアでした。
新築分譲を購入する年代は30代後半以降のファミリー世帯がターゲットです。
評判の高かった不動産関係者の年代も30代後半から40代後半の人たちでした。
想定した入居者と、その人たちが好むインテリアの、ミスマッチを起こしていたのです。
安易に今人気のあるインテリアコーディネートだからという事だけで採用してしまった、失敗例です。
デザイン・色の好みは年代によって異なる
同じ人でも、その人の年代によって、好む色やイメージは変化します。
洋服の色や形がそうであるように、部屋のインテリアも同じです。
このように、ターゲットとする入居者層と、部屋の間取り、インテリアイメージは密接な感性があります。
このことを間違えなければ、空室の少ない、入居者が決まりやすい賃貸アパート、マンションにすることは可能です。
今回入居された20代前半のファミリーも、子供が生まれ成長していくと、もっと広い部屋に転居する時期がきます。
そして空室になったその部屋には、また新しい20代前半の新婚ファミリーが入居してくれることでしょう。
まとめ
同じ建物、同じ広さ、同じ家賃、同じ条件の3部屋ですが、想定した入居者の好みとするインテリアを誤ったことから、入居者が決まるまで、時間がかかってしまいました。
インテリアコーディネートの違いで大きな差がでてしまった失敗例をお伝えしました。
入居者の決まるリフォームをするためのポイントは、
2.その入居者が住みやすい間取り
3.好まれるインテリアコーディネート
この3点です
1.で決めた入居者ターゲットの好みや行動パターンなど、よく調査し考え、その入居者に合ったリフォームを心がけてください。
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