コラム 2020.01.23

同じような部屋を作っても選ばれない。今の時代、賃貸アパートマンションにはデザイン性が必要

同じような部屋を作っても選ばれない。今の時代、賃貸アパートマンションにはデザイン性が必要

こんにちは。レトロデザインです!愛知県蟹江町の一級建築事務所です。賃貸物件の空室の原因を追究し、賃貸物件の収益を向上したい大家さんのための空室対策のご提案、そして入居者ファーストのリフォームリノベーション業を行っております。

 

 

今回は、当コラムをお読みいただいているみなさまにも、一緒に考えていただきたく、写真を一緒に見ながら、賃貸アパートマンションの空室対策のデザインの有効性を見ていきたいと思います。

ではさっそくこちらの写真をご覧ください。

 

A物件とB物件とC物件の比較

A物件(リフォーム済)

駅から10分/築年数15年/家賃59000/月

B物件(リフォーム済)

駅から徒歩15分/築年数20年/家賃56000円

C物件(リノベーション済)

駅から徒歩15分/築年数20年/家賃60000円

家賃が数千円違う、このA物件とB物件とC物件。

見比べてみて、いかがでしょうか?

駅からの距離も、築年数も、お家賃も異なります。

 

デザインなんてどうでもいいから安いほうがいい!という方もいらっしゃると思います。

A物件は、リフォーム済ですが、デザイン性はなく、性別問わず受け入れる不可なしの部屋です。

B物件は、和室もあり、各所に古さを感じられるものの、お家賃も安めに設定されています。

C物件は、1LDKに間取りのリノベーションを行い、女性をイメージしてデザインされたお部屋です。

 

 

差別化できない部屋は印象に残らない

では、仮に、A物件と同じような間取り、同じような内装デザイン、同じ家賃の物件が周辺に約10部屋あったらいかがでしょうか

入居希望者は、同じような物件からただ一つを選ぶことになります。

間取りも内装デザインもあまり大差ない場合、比較される個所といえば、

・駅に近いほう

・家賃が安いほう

になります。

デザイン性のない、差別化を図ることができない似た物件であれば、もう家賃を下げていくしか道はありません。

A物件とB物件を比較した場合、A物件を選ぶ人のほうが多いでしょう。

 

では、

A物件とC物件を比較した場合は、どうでしょうか。

必ず10人中数人は悩む人がいると思います。

もちろん、安いほうがいいに決まっている!という方はいらっしゃいます。選ばれる物件になるためには、立地も重要になります。

しかし、駅から遠い物件は、B物件のように家賃を下げて対抗するしかありません。

しかし、それは、同じような物件だからです。

家賃以外で対抗するには、その他の方法で対抗するしか手立てはないのです。

 

印象に残る部屋にするために有効なのはオリジナルのデザイン力

印象に残る部屋にするために有効なのはオリジナルのデザイン力です。

すべての部屋をデザイン性をもたせる必要なありません。

どこか一か所だけ、ちょっと目を引くデザインにしてみてはいかがでしょうか。

キッチン、バス、トイレ、のリフォームは当たり前になってきています。

もうこれだけですと、他物件との差別化をすることができなくなってきているんです。

 

もしあなたが部屋を借りようと不動産賃貸業者を訪れた人になって想像してみよう

もしあなたが、部屋を借りようと不動産賃貸業者を訪れたとします。

仲介担当者から提案されるのは、約4~5件。

同じような物件がズラリと並べられます。

その際、『ちょっと他と違う』はかなり有効的な方法です。

物件を決めてもらうには、まず見てもらわなければ始まりません。

まずは、『今から数件内見するなら、他より家賃は高いけれど、この物件も見てみようかな』と思っていただけることがとても重要なポイントです。

 

家賃を下げるとか、管理会社にお金を多く払うのではなく、入居者に感動を

今数年、少子高齢化や地方における人口減少により、空き家が社会的問題になっています。

内見にきても契約が決まらない、どうすれば入居してくれるのか、このような時代に「ここがいい」と決めてもらうには、入居者様の心に訴えなければいけません。

レトロデザイン入居者募集サイト

弊社が運用している入居者募集の専用サイトからお問合せいただいた方は、「部屋に一目ぼれした」「こういうデザインの部屋ってなかなかなくて」「完成したら絶対みたいと思って待っていた」というお声をいただくと、とてもうれしく思います。

まずは、大家様自身は、住み手の立場になって、こういう部屋だったら住んでみたいなと思えるようなことをやってこられれば、きっと入居希望者様に届くことでしょう。

入居が決まらないから家賃を下げるとか、管理会社にお金を多く払って紹介してもらうとかではなく、ただリフォームするだけだと決まるのは難しい時代になってきています。

 

デザインを取り入れたリノベーション事例

内見者を一番に出迎えてくれる玄関。一部のみアクセントクロスを。その他は清潔感のある真っ白なクロスで。

独特の閉鎖感のある玄関部分が、お洒落なクロスとお洒落な照明を取り入れることで、リラックスできる空間に大変身。遊びに来たお友達にも好評間違いない。入居者様の長期入居にもつながります。

 

ドアの色をアクセントにすることで、お部屋の中でも存在感をだしてくれます。これだけで、ぐんっとお洒落になります。色が入るだけで女性に人気の北欧スタイルに。

 

清潔感のある真っ白なリビングダイニング。

新しいシステムキッチン、真っ白な壁の物件は多数あります。

その際、部屋の一部だけをデザイン性のあるクロスに変えることで、内見者さんの目に止まること間違いなし。

お部屋の印象UPに繋がります。

すべてのお部屋にアクセントクロスをする必要なありません。ひっそりとトイレの壁一面のみでも大丈夫です。

初めてアクセントクロスにチャレンジされる方は、完成のイメージが沸きにくいかと思います。

その際は、小面積のトイレの一面のみでチャレンジしてみましょう。

トイレは内見の際、必ずチェックする箇所です。印象に強く残り、お気に入りの場所になること間違いなしでしょう。

 

賃貸は借り手にとっては毎日を過ごす場所

賃貸は、借り手にとっては、毎日を過ごす場所です。毎日目が覚めて、食事をし、会社へでかけ、趣味に没頭し、疲れをとって、たまに友人たちが集まって夜な夜な人生について語り合う場所かもしれません。

やはり選んで頂くからには、入居者様には家に愛着をもって頂きたいと思います。そして2年後の更新時には退去ではなく、「この家にまだ住みたい」という人を増やしていきたいと思っています。

今回もお読みいただきありがとうございました^^

まだお時間許す方は、

レトロデザインとは も合わせてお読みください。

愛知県、名古屋市、近隣でリフォームやリノベーションをお探しの方はぜひレトロデザインまでお問い合わせください。

 

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