コラム 2020.01.24

古い建物を生かしたリノベーションプラン①

古い建物を生かしたリノベーションプラン①

古い建物は、賃貸物件でなくても好んで住むという方は少ない傾向にあります。

実際、賃貸物件を購入するとしても、新しいものを購入するか、古いものを購入してリノベーションを行うかという二択になります。

 

リノベーションは、リフォームよりも大規模な建物の仕様や外観を行うものです。そのため、設備や建物の古さなどのデメリットを補うことが可能です。

加えていえば、元々の建物に対して、変更を加えることから建物の強度や設計など非常に手間のかかる作業ともいえます。

では、古い建物を生かしたリノベーションプランにはどのようなものがあるでしょうか。

 

1.古い建物を生かしたリノベーションは選択肢の1つ

古い賃貸物件を購入した場合、リフォームかリノベーションを検討する必要があります。賃貸物件として、入居者に貸しにくいだけでなく、そのまま経営したとしても満室になる状態を想像しにくいといえるでしょう。

リノベーションの事例をあげてみると、
・古い建物の外観と設備を現状のニーズに合わせる
・元々の立地の良さや雰囲気を大きく変えない改修 をする

などがあげられます。また、殆どは古い建物に対して行われています。

例えば、古い建物をそのまま利用する場合、柱などはそのまま使用するパターンもあります。新しい建物を作る訳ではないものの、一定のコンセプトに基づいて建物を買収するため、リフォームよりも時間とお金が掛かる場合も。

リフォーム費用とリノベーションでは、リノベーションの方が高額に見えます。しかし、何度もリフォームを重ねる場合よりも、思い切ったリノベーションの方が総額で安価となるパターンが実状だといえます。

 

2.考えられるリノベーションのパターン

リノベーションは、戸建て住宅や賃貸住宅どちらでも行うことが可能です。そして、古ければ古いほど購入時の価格が安くなります。これは、賃貸物件に限った話ではなく一般的にもあてはまるものです。

そして、リノベーションプランとして考えられるのは、
・立地の良い古い物件を改修する
・設備や外観の塗装、内部の補強を前提として考える
などが考えられます。工事の期間が必要なことや工事費がかさむ可能性も考えられるものの、何回もリフォームするよりも高い効果を得ることが可能です。

例えば、古い建物には断熱材が入っていないことも多く、窓なども複層ガラスなどを使用していません。しかし、天井や壁材、ガラスなどを変更することによって、今までとは異なる機能性を獲得することが可能です。

また、築数十年経っている建物では、耐震補強を行う必要があります。その場合、柱などの建物の根幹から改修していくため、顧客ニーズに合わせた部屋作りなども可能となるでしょう。そのため、新しい建物ばかりではなく、古い建物を活用した方がコストが安価となることも多いといえます。

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