リノベ5年後。賃貸に無垢床材?経年変化でより風合いを出してくれる無垢木材の魅力
- 間取り 1LDK
- 床面積 50.5㎡
- 建物タイプ 鉄筋コンクリート
- 所在地 愛知県名古屋市中川区
愛知県海部郡蟹江町の一級建築士事務所レトロデザインです。
いつもは、リノベーションを行い完成したお部屋をご紹介していますが、今回は無垢木材を採用したリノベーション済みのお部屋の5年後をご紹介したいと思います。
経年劣化と経年変化とは
経年劣化で原状回復に費用がかかるというように、ほとんどのものは、月日が経つと、次第に劣化していきます。修繕費やメンテナンス費用に頭を抱える大家さんも多いかと思います。
経年変化とは、エイジングともいわれ、年月が経過することによって品質や性能が変わる事といいます。
本革やヴィンテージジーンズを例にあげると、分かりやすいですね。
革製品は使用していくうちに変化していきます。そして、変化した革製品は、”味がでている” “カッコいい”と新しいものよりもより価値がでます。
使うことで、手の油分や紫外線、空気中の酸素に触れ、年月が経つことで、革の表面が変化していき、独特なツヤと味わいを楽しむことができます。
これは無垢木材も同じです。無垢木材は経年変化により、暮らしの中で傷がつき、それが月日が経つにつれ、風合いや味わいが深くなっていきます。
無垢木材を使用したリノベーション5年後の経過
今回のリノベーションを行ったお部屋の5年後をご紹介いたします。
ぜひ無垢木材の変化にご注目ください。
リノベーション直後の同じ間取りの別のお部屋
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5年後
賃貸に無垢フローリングは珍しい。賃貸には不向き?
『傷つきやすい』『高い』『メンテナンスが大変そう』『賃貸物件に無垢木材は不向きだ』と思われる大家さんもいらっしゃるかもしれません。
はい、確かに、削りたての無垢は、表面が白っぽく、傷がつきやすいのが特徴です。
しかしメンテナンスしやすいという隠れたメリットがあります。
ですが、一番のメリットは、無垢フローリングが持つ見た目の魅力が一番だと思います。
大切に長く住んで頂ける
無垢を使ったお部屋を気に入ってご入居いただいているせいでしょうか。
本当に長く住んで頂けています。
長く住んで頂けることは、賃貸経営を行うにあたり、とても重要なことです。
空きがでても、すぐに次の入居者様が決まる人気ぶりです。
また、優良な入居者様が多く、退去見積に伺っても、きれいな状態が多いように感じます。
もちろん暮らしの中の傷や汚れはありますが、大事に使って頂けているため、原状回復費用は抑えることができます。
これはオーナー様にとっても喜ばしいことです。
隠れたメリット『メンテナンス費が安い』
↑5年経過したクリーニング前退去後の写真
このお写真は退去後(5年後)修繕前のものです。部屋の中を歩いたり、掃除をしたり、当然暮らしの中で、傷は付いてしまうものですし、汚れます。
無垢木材は、暮らしの中で、表面の傷つきやすさが摩耗され、表面の白っぽさが馴染んでいき、ツヤや味わい深さが生まれます。
傷がついた無垢床材は、表面を削り、塗装することが可能です。
無垢木材は、削ることで傷の修繕ができるというメリットもあります。
しかし一番のメリットは、無垢が持つ見た目の魅力と温かみのある味わいではないでしょうか。
無垢木材の傷の付き方には、その傷にさえ温かみを感じる不思議な魅力があります。
レトロデザインがご提案するデザインは、シンプルなドアやアンティークな組み合わせが多いため、無垢の傷つきもなぜかアンティークな風合いに見えてしまうので、無垢木材の魅力は本当に不思議です。
無垢フローリングは内見者様を引きつける魅力がある
賃貸物件の床材に無垢木材を使用する物件は珍しいです。その分、お客様からの反応も良く、人気が高いです。
内見にこられたお客様が玄関扉を開けて『わぁ』っといわれる瞬間です。
『賃貸で無垢木材ってなかなかないですよね!』
『さっき見たお部屋と全然違う雰囲気!』
やはり無垢木材を使ったお部屋は、お客様からの人気が高いです。
今回ご紹介しているこちらの名古屋市中川区の物件は、今では満室経営が続いています。空きが出たとしても、すぐに次の入居者様が決まるという人気物件です。他にはない完全差別化ができているからでしょうか。
簡単なメンテナンス方法
無垢床は経年変化が楽しめるお部屋ですが、やはり賃貸物件ということで、傷をつけてしまったら、と原状回復費用を気にされる入居者様もいらっしゃるでしょう。
簡単なメンテナンス方法をご紹介したいと思います。
ひっかき傷や凹み
暮らしの中のちょっとしたひっかき傷や凹みは、たっぷりと水をかけ、濡れタオルを一晩置くと目立たなくなります。
水を含ませた床にタオルをあて、アイロンをかけると、熱と蒸気で木が膨張し傷が目立たなくなります。
くれぐれもアイロンの扱いにはご注意ください。
賃貸物件の無垢床材のメンテナンスは、無塗装なのか、オイル塗装なのか、ウレタン塗装なのかでメンテナンスの方法が変わってきます。
紙やすりを使った場合は、削ったあとに、同じ色の塗料で塗りなおす必要がありますので、ご注意ください。
10年後も愛される物件へ
どんな床材も月日を経て、劣化していきます。
無垢材は耐久性があります。10年経ってもへたりません。それどころか、ツヤと深みを増していきます。
逆に合板フローリングは、10年ほど経つと、ツヤはなくなり、重たいものを落とすと下地が見えてしまうこともあります。
無垢木材を採用するのは悩むというオーナー様も多いかもしれませんが、メンテナンスしながら長く使えることは、長期賃貸経営においても、物件を大切にすることにつながるのではないでしょうか。
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