防音、間仕切り、押入れリフォームなどテレワークに使いやすいリフォーム例
在宅勤務のためのリフォームで補助金を検討中という記事を前回ご紹介いたしましたが、今回は、補助金のお話ではなく、在宅ワークを行うためで、便利なリフォーム例をまとめてみました。
テレワーク在宅勤務のためのリフォームで補助金最大100万円を国が検討中
増築までは…とお考えの方でも、間仕切りを上手く活用し、限られた空間でワークスペースを作り出す方法をご紹介します。
在宅勤務で不便だと感じること
・ONとOFFが切替できない
・WEB会議で生活空間が映り込む
・仕事中に話しかけられる
・生活音で集中できない
・家族の会話やこどもの声が聞こえる
・机や椅子、棚など使いにくい
・資料、収納スペースがない
・仕事専用部屋がない
・狭い
・ネット環境が整っていない
在宅ワークを快適に進める場合、家族の会話が聞こえないなど、集中できるスペースが必要となります。
完全に独立した個室タイプがあれば一番理想的ですが、増築とまでになると、部屋の間取りや工事費用や設置場所を考えると難しい方の方が多いでしょう。
引戸を活用し間仕切りを設置し、ワークスペースを確保する
間仕切り壁や、間仕切り戸で、空間を仕切る方法があります。
普通の壁までは…とお考えの方にオススメの方法です。
広いリビングを扉で仕切り、一つの空間を分けたいとお考えの方には、ワークスペース仕様に拘らず、間仕切る方法は良いでしょう。
間仕切りがあると、ワークスペースとしても使用できますし、来客があったときに、空間を仕切ることができます。
また、間仕切ることで、エアコンの効率もよくなるため、節電効果もありますね。
引用https://www.pinterest.jp/pin/268034615311434633/
ガラススクリーンタイプやブラインドのものを使うと、お部屋のデザインのアクセントにもなりますね。ブラックフレームがカッコよさを引き立ててくれます。
パーテーションパネルやロールスクリーンを使う方法ですと、もっと簡易的に間仕切ることができます。
防音対策までしっかり確保したいという方は、どの程度の防音性が必要なのか考えた上で、どの方法にするか選択すると良いでしょう。
寝室の一部を壁で仕切り、仕事部屋に
リビングの一角や、寝室の一部などを壁で部屋を仕切り、半個室を作る方法です。半個室とは、完全に独立した個室タイプを作るのではなく、完全に壁で囲わないタイプの部屋のことです。
部屋の一角を利用するため、部屋を解体するよりは費用は抑えることができます。また、壁を利用して、机や収納棚を配置しやすくなります。
就寝前にちょっとした作業をしたり、読書をしたりと、書斎としても使用することができます。
部屋の一角を利用するため、配置によっては、生活している空間が映り込むこともなく、急なオンライン会議でも慌てることはありません。
半個室は、クローゼットを改造して作ることも可能です。
押入れを改造して、ワークスペースにする
押入れをクローゼットにするはよく見かけますが、テレワークリフォームでは、押入れをワークスペースにリフォームします。
使いにくいイメージがある押入れですが、元々布団や座布団を収納するように作られており、奥行きがあるように作られています。
押入れのふすまを取り外し、椅子を置き、中段を机として使えば、ワークスペースの完成です。押入れの奥には、棚を設置するなど、使いやすいようにアレンジしましょう。
押入れをデスクとして使う欠点をあげるとすると、押入れの中が暗くなっているため、照明が必須にも関わらず電源がないことです。
プリンターやパソコンを使用する場合は、延長コードを使い、近くのコンセントへつなぐ必要があります。
また、使う方の体格によっては、デスクの高さが使いにくい点もあります。
押入れの中段とふすまを取り払い、別の新しい空間に作り直すこともリフォームでは可能です。
押入れは、取り外して、中に入ってみると、想像以上に広いスペースとなっています。小さな書斎としては十分に使える広さになっています。
和室や押入れの使い方のお困りの方は、お気軽にご相談ください。
オリジナルの家具を造作する
「ピッタリのサイズの家具が見つからない」
「このスペースに綺麗に収まるサイズの収納が欲しい」
という場合には、造作するという方法があります。
造作家具のご相談もお気軽にお問合せください。
部屋の中に小さな部屋を作る
こちらは少し本格的になるのですが、木枠を組み立て、部屋の中に別の小さな部屋を作る方法です。
換気を考えた専用の小さな書斎にしたり、ウォークインクローゼットとしての使い方もいいですね
自営業の方であれば、打ち合わせスペースとしての活用もできますね。
まとめ
テレワークのためのリフォームといっても、リフォームの工事内容は多様です。
防音、間仕切り、押入れリフォームなどテレワークに使いやすいリフォームを行うために気を付けたいポイントをまとめました。
・コンセントの増設箇所を気を付ける
・壁を最大限に利用する
・ラックやブラインドで仕切るなどし、一つの空間を作る
・オンライン会議で映り込む背景を考えた配置にする
・照明やクロスの色で集中できるか変わってくる
少しでもお悩みの点があれば、ご相談ください。