賃貸経営 一軒を複数の人に貸すシェアルームは採算が取れるのか?
賃貸物件の借り方は、人々のニーズに合わせて変化しつつあります。
その中でも、一軒に複数人で済むシェアハウスやシェアルームも人気を集めている生活スタイルです。では、一軒を複数人に貸し出すシェアルームやハウスは、不動産投資としての採算性はあるのでしょうか。
1.様々な用途を持つ複数人に物件を貸すメリット
シェアハウスを運営している不動産会社は増加しつつあります。その理由として、多くの人数に貸すことによってリスクを分散しやすい面があるためです。
例えば、賃料の設定などは4人それぞれに貸すことが可能です。
そのため、1人の金額が高くなりにくいものの、総合すれば、1人に課すよりも利益率が良く踏み倒されにくいといったメリットがあります。
加えて、1人が支払う金額が低くなれば低くなるほど、多くの人の注目を集めることも可能です。様々な事情によって、人数は増減するものの、最初から複数人で借りることを目的としているため、0になることは限りなく少ないといえます。
2.空き家をシェアハウスとすることもできる
空き家の新しい活用方法として、これまでファミリー用の賃貸物件だったものをシェアハウスとして利用することも可能です。
例えば、複数での契約が可能な上にペットまで許可している賃貸物件は非常に少ないといえます。
仮に、リフォームなどにある程度の金額が掛かったとしても長期的に見ればプラスになることがわかっていれば、心配はいりません。
一戸建てをシェアハウスに回収することそのものは、難しくはありません。
また、複数人に部屋を貸すルームシェアなども広さによっては考慮することが可能です。
ちなみに、
・ルームシェアの場合、賃料は1人のみが支払う
・シェアハウスの場合は人数分支払う
といった違いがあります。
そのため、賃貸物件をどのように運用するのかを明確に考慮したうえで顧客にアピールする必要があるといえるでしょう。
ルームシェアやシェアハウスは、1箇所に多人数で暮らすといった要望を満たすための新しい生活スタイルです。
また、入居者だけでなく、賃貸経営を行う人々に対しても多数のメリットがあります。総収入が向上することや物件として新しい生活スタイルを受け入れていることを大々的にアピールできるためです。
また、1つの場所をシェアするということは、ニーズをアピールできる人々がある程度決まってきます。加えて、シェアハウス内のトラブルに管理会社や大家が巻き込まれる可能性もゼロではありません。
メリットとデメリットをふまえたうえで、シェアハウスやルームシェアを検討していきましょう。