コラム 2020.02.04

賃貸経営②賃貸アパートマンションの空き部屋を時間貸しで貸し出すレンタルスペースとは?

賃貸経営②賃貸アパートマンションの空き部屋を時間貸しで貸し出すレンタルスペースとは?

レンタルスペースは、不動産投資の中でも賃料を目的として運営するものではなく、時間単位の利用者に対して使用料を課して支払ってもらう経営方法です。そのため、経営者としてアピールする層も異なり、レンタルオフィスやシェアオフィスなどが代表的です。

合わせてお読みください

その①賃貸アパートマンションの空き部屋を時間貸しで貸し出すレンタルスペースとは? 

1.賃貸物件の活用方法

不動産投資の形は、

・1ヶ月単位などの単位を決めて賃貸料を支払う

・駐車場などのスペースを作って月額を徴収する

・レンタルスペースを運営して時間単位でと人を集める

などの方法があります。

この中でも、レンタルスペースに注目が集まっており、シェアオフィスなども含めた場合では、右肩上がりに物件数が増加しつつあります。

 

ちなみに、賃貸物件の一室をレンタルオフィスやレンタルスペースとして貸し出すことが可能です。

そのため、賃貸物件を購入したとしても、全てを賃貸物件として扱うのではなく、一部だけをレンタルスペースとして扱うことが可能です。

また、住宅用の設備とレンタルスペースやレンタルオフィスとしての設備では必要なものが異なってくるため、建物をリノベーションするとともに新しい賃貸経営の方法を導入するといった考え方も可能です。

 

加えていえば、複数人に対してレンタルスペースを貸した場合には、

・1時間で1000円などの料金を複数人に貸すことができる

・日に10人が5時間利用しただけでも5万円ほどの利益となる

・ニーズさえ満たせれば、賃料以上の収益が見込める

といったメリットを有効に活用することが可能です。

 

しかし、立地などに関しては、駅から近い場所や騒音などにも配慮した作りにするなど、オーナー側からもある程度、ニーズの調査が必要となります。

 

また、不特定多数を対象にしていることから、日々の収益が賃貸物件よりも安定しない点はよく把握しておかなければなりません。もっとも、集客さえうまくいけば、賃貸物件を運営するよりも利益を期待することもできます。

 

コワーキングスペースやシェアオフィスに人気が集まっているのは、

・自宅では作業しづらい人

・副業を行う人の増加

・フリーランス人口の増加

なども関連しています。つまり、賃貸物件としてアピールしたい人々とレンタルスペースとしてアピールしたい人々は明確に異なるといえるでしょう。

しかし、賃貸物件の中にレンタルスペースを設けるといった新しい形も実現可能であるため、今の運営体制にこだわりを持ちすぎないことをおすすめします。

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