コラム 2019.12.11

賃貸アパートの空室に悩むならバランス釜の交換リフォームは必須です

賃貸アパートの空室に悩むならバランス釜の交換リフォームは必須です

所有する賃貸アパート賃貸マンションの空室に悩む大家さんは多いかと思います。

少しでも早く空室を無くしたいですよね。

賃貸物件のお部屋探しをするときの条件に、トイレバスは必ずランクインします。

所有する物件のお風呂はもしかして、バランス釜ではないでしょうか。

今一度、お部屋選びの条件の基本から考えていきましょう。

 

お部屋選びの条件は?

①立地、交通の便

②周辺の設備、施設

③ユニットバス

④収納

⑤ネット環境

⑥間取り、日当たり

人によって、絶対に譲れない条件は異なりますが、①~⑥は絶対条件になります。

とくに女性は、水回りのキッチンやお風呂を重視する傾向にあります。

 

お部屋選びにお風呂は重要!?

お部屋探しの重要ポイントとして、お風呂・トイレ別、できれば追い炊き機能付き、清潔、機能性を求める人がほとんどです。

このようにユニットバスへの人気は高く、バランス釜は、古い印象を持たれ、敬遠される傾向にあります。

バランス釜とは?

バランス釜(ばらんすがま)は、バランス型風呂釜の通称で、自然給排気(balanced flue)(BF)式[1]給排気英語版を採用したガス風呂釜である[2]

1965年にガスターが他に先駆けて開発した[3]このバランス釜は公団住宅向け需要を中心に全国的に普及していったが、その後は屋外壁掛け式の給湯器が主流となったために衰退傾向にある。 これは、住宅の集中給湯システム化が進んだことやバランス釜の多くの欠点が忌避されたことなどによる。 そして、1990年代以降に建築された住宅では、バランス釜はほとんど見られない。

多くのバランス釜は、シャワーや上がり湯の給湯用に別系統の燃焼部と熱交換器を備えている。 しかし、一般的なガス給湯器の給湯能力[4]が16号以上であるのに対して、バランス釜のそれは最大の能力を持つ機種でも8.5号となっており、大きな差がある。

かつては自動湯張り機能を持つバランス釜が製造されていたが、制御基板が浴室内の湿気に耐えられずに誤動作故障を起こすことが多いために製造が中止された。 それ以後に発売されたバランス釜は自動湯張り機能を持たない。 また、2011年4月以降に発売されたものは全て空焚き防止機能を備えている[5][6]。さらに点火操作及び安全装置の動力源として乾電池(単1型2本)を用いている(必ずアルカリ乾電池を使用。通常使用では約1年で交換。口火を消し忘れると電池は約1ヶ月で消耗)。

ウェキペディアバランス釜

 

1990年代以降に建築された住宅では、バランス釜はほとんど見られないので、バランス釜の使い方自体を知らない世代は増えてきています。

もし、所有の物件が若い世代向けであれば、バランス釜になじみがない人がほとんどだと思います。

停電時でも電気を使わず、利用でき、追い炊き機能もあるバランス釜ですが、そもそも使い方を知らない層が多いため、バランス釜自体が物件の評価をさげているといっても過言ではありません。

 

バランス釜からユニットバスに交換リフォームする3つのメリット

明るい かっこいい お風呂 ユニットバス 鏡 横 

①空室対策になる

冒頭でもご説明した通り、賃貸を選ぶときに、ユニットバスは重視されることの一つです。

立地や間取りを気に入っていても、バランス釜が選ばれない原因になっているかもしれません。

綺麗な清潔な浴室は、お客様に喜ばれます。特に女性の入居者には喜ばれる決め手になるでしょう。

 

②家賃アップの収益化

築古物件は、相場よりも家賃を安くせざるを得ません。しかし、浴槽リフォームをすることで、新築物件と同じまではいかないものの、現在の家賃よりあげることは可能です。

リフォーム費用はかかりますが、長い目でみると収益改善が見込めるでしょう

 

③メンテナンス費用を下げることができる

バランス釜のメリットは、停電時でも使え、追い炊きができる点ですが、バランス釜を知らない世代が増えてきている中、メリットは薄れつつあります。

バランス釜は、空焚きをしてしまうと、浴槽が焦げたり、お湯が沸騰してしまったりと管理や注意が必要です。使う人の使い方次第で壊れる可能性があります。

メリットはあるものの、使いやすいとは言い難いかもしれません。

その点、ユニットバスは、機器の故障頻度は少なく、メンテナンス費用はバランス釜よりはかからないでしょう

 

バランス釜からユニットバスへのリフォーム費用は?

タイルや壁はそのままで浴槽や給湯器だけを交換する工法であれば、そこまで高くありません。

また、浴室全体をユニットバスに変える方法もあります。

壁や床を取り外す必要がでてくるので、約80万円~とお見積り金額は変わってきます。

 

まとめ

バランス釜からユニットバスへの交換リフォームは空室対策としては有効です。

築古物件であっても、水回りのリフォームをすれば、家賃を現価格より上げることができ、空室対策と収益化の改善にもつながります。

一人暮らしの入居者様から、ファミリー層まで、浴室は安全、清潔、使いやすいものが一番喜ばれます。

リフォームには、費用がかかりますが、ユニットバスが選ばれる条件なのは間違いないでしょう。

 

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